ハートガードプラス商品説明

<使用法>
・蚊の発生する時期の1ヶ月後から、蚊がいなくなって1ヶ月後まで毎月1回、  犬の体重に合わせた量を呑ませます。
・ハートガードは米国内では錠剤タイプまたはチュアブルタイプで発売されていま すが、12palではチュアブルタイプ(おやつタイプ)を取り扱っています。
・メーカーでは「チュアブルタイプは98%の犬が喜んで食べてくれる」と説明し ています。もし万一、犬が喜ばないようであれば、薬のように直接口に入れてあ
 げてください。

<成分>
主成分のイベルメクチン(IVERMECTINE)は、1980年代半ばから使われている効果 と安全性の高い成分です 。
イベルメクチンはHEARTGARDに使われている量では他の寄生虫の駆除には効果がないため、それを補完するためにピランテルが加えられています。

<効果>
フィラリア幼虫の駆除によるフィラリア予防 
回虫、鈎虫の予防と駆除

<薬の働き>
イベルメクチンは蚊が媒介するフィラリアの幼虫(L3,L4)と成虫が産んだ幼虫 (L1)を駆除しますが 成虫には効果がありません。
この薬に限らずフィラリアの予防薬は成虫を駆除するものではありません。

<副作用と安全性>
生後6週間以上の子犬、妊娠中あるいは授乳中の犬に与えても問題ありません。 イベルメクチンはフィラリアだけでなく、他の寄生虫の駆除にも使われることがありますが、その場合にはフィラリア予防のためにHEARTGARDで使用する量 の50倍量くらいを 投与する必要があります。
イベルメクチンについての副作用として、文末のような症状が挙げられていますが、 これらは全て他の寄生虫を駆除する際に必要な分量の10倍程度を呑ませてしまった 場合に発現するものです。
したがって、HEARTGARDの使用量の500倍程度投与して初めて発現し得るものです から実際上の使用では心配することはありません。
しかし、コリーなどの牧羊犬種については個々の犬により遺伝的にイベルメクチンに対する過敏症という特殊体質をもつものがあり上記より少ない量 でも副作用を示すことがあるという報告もあります。
(この遺伝的な特異体質については予見することはできないそうです。)
過敏症といっても、HEARTGARDの使用レベルであれば安全性には問題ありません。 (HEARTGARDの商品広告にはコリー犬種のラッシーの写真が使われているほどです。)

ちなみにイベルメクチンをHEARTGARD換算で500倍程度投与した場合起こり得る副作用については次の通 りです。

瞳孔の拡大、千鳥足。
(最悪の場合、これらの症状から呼吸障害を起こし、手当がされないと死亡につながることもあります。)

過敏症の遺伝子をもつ犬がいるとされる犬種は次の通りです。
(これらの犬種の犬がすべて過敏症ということではなく、これらの種類の犬の中に過敏症の個体が見いだされるということです。)

コリー、シェットランドシープドッグ、オーストラリアンシェパード、オールドイングリッシュシープドッグ

*専門家の中には全ての牧羊犬種を含める人もいます。 日本の獣医さんの間では ミルベマイシン系のフィラリア予防薬の方が効き目が早いため 一般的に使用さ れているようですが、事前の検査でミクロフィラリアが多数確認された場合に  は犬の安全を考えてイベルメクチン又は化学的に類似の成分の予防薬を使用しま す。そのこともとりもなおさずイベルメクチンの安全性を間接的に示すものとい ってよさそうです。

*上述のように安全性には問題ないとされていますが、日本で発売されている
 同一成分の薬(カルメドック)には事前検査を省略したケースで副作用の発生が
 見られたとの報告もあります。                     
数夏を予防なしで過ごした犬などには、より安全性の高いレボリューションか
プロハートを使用するようお奨めします。
                
また、ハートガードを使う場合では、特に第一回目の使用後の様子を観察する  ことと、運動を控えさせることは励行していただいた方がいいと思われます。